現在2023年11月1日21時06分である。(この投稿は、ほぼ2396文字)
麻友「太郎さん。若菜が、話があるそうよ」
私「どうしたの?」
若菜「もう、かなり前の、『数Ⅲ方式ガロアの理論(その41)』で、
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私「若菜、なぜ、 の3乗根 を、知っていたか、説明して?」
若菜「あー、つまり、方程式 ですよね。 を移項して、
で、
と、因数分解できる。後ろの2次式の根を、2次方程式の一般解で、求めると、
なんだけど、ルートの中が、マイナスだから、中学校では、この方程式は、解けません。と習う。でも、高校へ行くと、
として、これを、虚数単位と言い、
と言うように、解けるとする。
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と、知ったかぶったのですが、
の式の、
の変形の根拠、特に、
として良いかどうか、悩んじゃったのですが」
私「私自身、これ、論理が飛んでるなと、気付いていた。具体的に言うと、正の実数 に対しては、
が、成り立つよね。 とすれば、
左辺=
右辺=
だから、大丈夫」
若菜「あっ、一方が、負の場合どうなるか?」
私「一方が、負の場合、
が、成り立つかどうか?」
麻友「調べるなら、両方負の場合も、調べて欲しいわね」
私「麻友さん。私は、今、本当に、3人を前に、考えているんだよ」
結弦「えっ、本当に、お父さんも、分かっていないの?」
私「うん」
麻友「それで、堂々と」
私「あー、分かった。要するに、
と、 に、 が、付いているから、惑わされるんだ。 として、 にしちゃってご覧」
若菜「えーと、問題の
で、 は、約束事だった。あっそうか、 のルートだけは、特別と思えば良いのね」
結弦「 を、正の実数として、 は、高校での常識。これを、 と、変形しようとすると、悩むこととなる。でも、気持ちは分かる。
代数学辞典 上 問題番号 466
次の計算に誤りはないか、もしあれば、理由をつけてそれを訂正せよ。
(1)
という問題が、あるぐらい。でも、お父さんは、この問題が引用している、問題番号 455 に、
✕ のとき
◯ のとき
という誤植があることを、指摘している。道理で、悩みを解決できたわけだ」
若菜「気になってたのよ。これから、どんどん、複素数が出てくるから。
まとめ
として、
と、計算して良い。
まとめ終わり。
とします」
私「良いレポートになった。じゃあ、今日は、解散」
現在2023年11月1日22時57分である。おしまい。