『数Ⅲ方式ガロアの理論』のガイドブック

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数Ⅲ方式ガロアの理論(その45)

 現在2021年12月14日21時37分である。(この投稿は、ほぼ1484文字)

麻友「ちょっと、みんな、提案が、あるんだけど」

若菜「お母さん、さっきのビックリも、ものともせず」

麻友「太郎さんが、あなたたちの、誕生日まで、メモしてたなんてね」

結弦「それで、提案って?」

麻友「このブログ、つまり、『数Ⅲ方式ガロアの理論』のガイドブックの目的は、そのままだけど、今まで太郎さんのレヴェルで、バンバン数式だの、証明だのをやってたのを、ちょっと、レヴェル下げます。どこまで、下げるかというと。太郎さんが、2021年2月12日に書いた、『3つだけ - 相対性理論を学びたい人のために』という投稿で、この3つの原則を判断基準にすれば、大雑把に見て、世の中を渡って行けるという。ちょっと、引用すると、


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大江さんが、『原則』、しかも、子供でも分かる原則で、考えていくように、心懸けて行くように、と言ってる。

 大江さんの『原則』として、

───もう取り返しがつかないことをしなければならない、と思いつめたら、その時、「ある時間、待ってみる力」をふるい起こすように!

が、大江さんに取って一番大切な、原則なんだよ。

 そして、ファインマンの原則は、

『すべてのものはアトム───永久に動きまわっている小さな粒で,近い距離では互いに引きあうが,あまり近付くと互いに反発する───からできている』

であり、ランダウの原則は、昨日ちょっと話した、慣性(ずーっと同じスピードでいたいという性質)から、エッセンスを取り出した、変分原理(へんぶんげんり)というものなんだ。

 実は、この3つだけで、人類は、ある意味、今と同じか、もっと良い、科学文明を、築ける。


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             (3つだけ - 相対性理論を学びたい人のためにより)


なんだけど、太郎さんが、本当にこれだけで、世渡りできているか、怪しい。そこで、ガロアの本を読んで行きながら、この原則を、どう使ったらいいか、太郎さんに見せてもらわない?」

若菜「大江さんというのは、大江健三郎。例えば、『「自分の木」の下で』、『「新しい人」の方へ』で、有名。ファインマンというのは、リチャード・フィリップス・ファインマンというアメリカのもう亡くなった物理学者。『ファインマン物理学』で、有名。ランダウというのは、レフ・ダヴィドヴィッチ・ランダウというソ連(今のロシア)のもう亡くなった物理学者。リフシッツとの共著、後に弟子達に手伝ってもらって、一応完成した『理論物理学教程』で、有名ですね」

結弦「そんなに、有名かな?」

私「それも、『ある時間、待ってから』結論を、出して欲しい」

結弦「そういうことか」


私「ただ、この提案は、多分に物理学での話だ。ガロアは、数学だから、ちょっとやりにくいのは、承知していて欲しい」

若菜・結弦「はーい」


麻友「じゃあ、今日はもう、22時56分だから、眠った方が、いいわ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

わたくし「おやすみ」

 現在2021年12月14日22時58分である。おしまい。