現在2021年12月15日20時12分である。(この投稿は、ほぼ2184文字)
麻友「むちちは、一応、私のキャラクターですからね」
私「秋葉原へ、電子辞書買いに行ったとき、『むちちの愛』食べたから、覚えてる」
分からない人のために、補足すると、昨日の
という投稿で、麻友さんが、ひざまずいている。『誰だ、こんなことさせたのは!』と、見ると、麻友さんは、自分のデザインした、『むちち』という、ウサギのキャラクターを、描いていたのだ、という話だったのである。
麻友「あんなに、3っつだけ、なんて言って、大丈夫なの?」
若菜「聞きたいです。大江さんの『待つ』。ファインマンの『アトム(原子)』。は、まだ分かります。でも、変分原理は、じぇーんじぇん、分かりません。これ、冗談じゃ、ありませんよ」
結弦「慣性の法則から、エッセンスを、取り出したって、どういうこと?」
私「読者の皆さん、この後、積分の記号 が、出てきますが、『わー、積分だ。分からないぞ』などと、慌てなくて大丈夫です。丁寧に、(小学生にも?)分かるように説明しますから。それから、『積分を習うまで、この本は読まないぞ』と、意固地になる、昔の私みたいな、若き天才諸君。敢えて、ここだけは、読んでごらん。いつか役に立つから」
麻友「また、無茶苦茶を」
私「少なくとも、お前たちには、分かるように、書くぞ」
結弦「本当に?」
私「とは、言うものの、分かり易い説明で、有名なファインマンの、素晴らしい講義が、あるので、参照しよう。実は、私は今回、講義全部は、採用しない。だから、このことのために、『ファインマン物理学』(全5巻)を買う必要はない。取り敢えず、以下のカルテクのページを見よう。カルテクは、ファインマンが講義していた大学で、この本は、青空文庫で、全世界に、公開されている。まず、表示されたページで、Volume Ⅱ を選び、Chapter 19 The Principle of Least Action (第19章 最小作用の原理)を、見てみる」
www.feynmanlectures.caltech.edu
若菜「この写真、1962年か、1963年ですよね」
麻友「朝永さんや、シュウィンガーと共に、ファインマンが、ノーベル物理学賞受けたのは、1965年。受賞前なのよね」
私「前は、カセットテープだったけど、今は、ネットで、肉声が、聞けるらしいな」
麻友「どうして、この章を?」
私「物理学の本なんて、開いたこともない、という人にとっても、手書きの絵があり、『ちょっと、何だろ?』と、興味を引くだろうから、というのが、ひとつ。ファインマンは、数式が少なく、ひとつ、ひとつの式の間を、理解するのが、難しいので、私も頑張り甲斐がある」
若菜「よく、2巻の第19章なんて、見つけ出しましたね」
麻友「見ていたら、日本語訳の第Ⅲ巻の最後の補章なのよね」
私「レポーターを、中断している、麻友さん。ちょっと、最初の段落、読んでみて」
麻友「“私がハイスクールのとき,物理の先生──Bader 先生──があるとき物理の講義のあとで私をよんで言った.‘君は退屈しているようだ.少し面白い話をしてやろう.’先生は少し話をしてくれたがそれは私にとって全く魅力的であって,それ以来ずっと魅力を感じている.その主題が出てくるたびに,私はやってみる.事実この講義を用意し始めたときいつのまにかこの問題についてさらに分析を進めていた.講義のことなんか忘れて,新しい問題にとりくんだ.その主題がこれ──最小作用の原理──である. 意図的に閉じるダブルクォーテーションマークが、付けられてないみたい」
若菜「わー、面白そう」
結弦「積分でも、何でも、勉強するから、その最小作用の原理というの、知りたい」
私「私が、あの詩で始まる本まで、持ち出して、何とか、微分積分に入門させようと必死になったの、分かってくれ」
麻友「そうすると、変分原理というのは、最小作用の原理ということ?」
私「まあ、同じと思っても良い。実は、この後の計算で、最小でなく、最大だったり、という場合があり、最小に拘らない方が良かったりするので、変分原理という呼称を選んだんだ」
若菜「今日は、ここまで、ですね。もう、22時15分です」
結弦「お父さん、こういう感じで、変分原理、説明するの?」
私「私自身、大学入った後で、知ったものだから、そんなに簡単に分かるものではない。本で勉強したいという人は、キーワードは、『解析力学』だ。大きい本屋さんか、図書館で、自分が、本当に読めると、確信した本で、勉強して欲しい」
麻友「じゃあ、おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
私「おやすみ」
現在2021年12月15日22時25分である。おしまい。